妊娠中の肩こり、腰痛、むくみ…不調を感じることが増えてくると、「マッサージや整体で少しでも楽になりたい」と思う方も多いのではないでしょうか?しかし、「お腹の赤ちゃんに影響があるのでは…」と不安に感じる方も少なくありません。この記事では、妊娠中でも安全にマッサージや整体を受けるためのポイントと、信頼できる施術者(プロ)の選び方について詳しくご紹介します。
妊娠中にマッサージや整体は受けてもいいの?
結論から言えば、妊娠中でも条件を守ればマッサージや整体は受けられます。ただし、体調や妊娠週数によってリスクが異なるため、十分な注意が必要です。
安全とされる時期
- 妊娠初期(〜15週):流産リスクが高いため避けるのが無難。
- 妊娠中期(16〜27週):安定期に入り、体調が安定していれば比較的安全。
- 妊娠後期(28週〜):お腹の張りやむくみが強くなるが、施術者の技術がより重要に。
妊婦がマッサージや整体を受ける際の注意点
- 強い刺激を避ける:特に腰・腹部・足のツボ(子宮に影響する可能性のある部位)は避ける。
- 体を冷やさない:温めすぎもNGだが、冷えは血流悪化につながるため注意。
- 仰向けやうつ伏せにならない:横向きや座位で対応できる施術が望ましい。
- お腹が張ったらすぐ中止:少しでも異変を感じたら中断し、医師に相談。
施術を受ける前に医師へ相談を
特に以下のような妊婦さんは、必ず主治医の許可を得てから施術を検討しましょう。
- 切迫流産・早産の診断を受けている
- 高血圧や妊娠糖尿病などの合併症がある
- お腹の張りが頻繁、または腹痛がある
安心できる施術者(プロ)の選び方
1. 妊婦対応の実績があるか
公式サイトや予約時に「妊婦への施術経験が豊富」と明記されているか確認しましょう。「マタニティ整体」や「産前マッサージ」などのコースがあると安心です。
2. 国家資格保有者かどうか
柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、理学療法士など、国家資格を持った施術者は医学的知識があり安心感があります。
3. 医師との連携があるか
かかりつけ医と連絡を取り合える環境があるか、または同意書を求めてくる施術院は信頼性が高いです。
4. 衛生管理や個室対応があるか
妊娠中は免疫が落ちやすいため、清潔で静かな環境での施術が望ましいです。体勢のサポートができるクッションやマットの有無も確認を。
セルフマッサージでの対処も効果的
体調に応じて、自宅でできる軽いセルフケアもおすすめです。
- 足のむくみには足首の回転運動や指先マッサージ
- 腰痛には妊婦用クッションを使った座位ストレッチ
- 肩こりには蒸しタオルでの温熱+軽い指圧
まとめ
妊娠中でも、正しい知識と信頼できるプロの手を借りれば、マッサージや整体は安心して受けることができます。ただし、「安全な時期」「施術の強さ」「施術者の資格・経験」には十分配慮を。必要ならば、セルフマッサージやストレッチなどを取り入れながら、無理せず体をいたわる時間を持ちましょう。妊娠期の不調を和らげるために、自分に合った方法を見つけていきましょう。